日本質的心理学会第20回大会

参加方法

参加申込期間(講習会を含む)

2023年6月26日(月)~2023年9月20日(水)

一般研究発表(口頭/ポスター)の筆頭発表者・会員企画シンポジウムの筆頭企画責任者の参加申込期間

2023年6月26日(月)~2023年7月17日(月) 7月31日(月) 8月6日(日)

  • 一般研究発表(口頭/ポスター)の筆頭発表者・会員企画シンポジウムの筆頭企画責任者は必ず7月17日(月) 7月31日(月) 8月6日(日)までに参加申込を完了させてください。参加申込をされていない場合には発表申込が取り消されることがあります。

参加費

事前参加申込の場合

  一般 大学院生 学部生
大会参加費 会員 5,000円 3,000円 1,500円
非会員 6,000円
懇親会参加費 会員・非会員 5,000円 3,000円
  • 一旦お振り込みいただいた参加費につきましては、ご参加を取りやめた場合も返金に応じませんのでご了承ください。

参加を申込される方は下記リンク先のフローチャートをご確認いただき、該当する区分を参加申込のフォームにてご選択ください。
フローチャート(PDF)

当日申込の場合

  一般 大学院生 学部生
大会参加費 会員 5,000円 3,000円 1,500円
非会員 7,000円
非会員(当日学会に入会する方)
※別途学会費のお支払いが必要
5,000円 3,000円 1,500円
  一般 大学院生 学部生
学会費 8,000円 7,000円 7,000円
  • 当日の大会参加費や学会費は現金のみの受付となります。

講習会についてお知らせ

今学会では大会前日の11月3日(金)に、以下の8つのテーマで講習会をおこないます。
今大会の講習会は、2部制のもと、複数のプログラムを展開いたします。各プログラムは先着順でPeatixにて受け付けます。プログラムは対面のものとZoomのものがございますので、申込時および参加時には開催形態についてご確認くださいませ。Zoomはアーカイブ配信は行いません。同一時間のプログラムへの重複したお申し込みはお断り申しあげます。

講習会参加費 会員 0円
非会員 3,000円

講習会 概要

11月3日(金) 14:00-16:00 実施

【対面】(1)エスノメソドロジーを支援する5つの技術

講師:
吉川侑輝先生(立教大学)
内容:
エスノメソドロジー(EM)では、対象となる現象をその編成に即して記述することが目指される。しかしその作業がどう進められているかは、それほど知られていない。講習会では受講者が自身の研究にEMを取り入れるために、①EMの根本的な着想を知り、②典型性の高い5つの技術(データの収集と転記、事例コレクションの構築、先行研究の検討、データセッション、「証明手続き」)を学ぶ。講習会は一部、実習的に進められる。

【対面】(2)フィールドワークにおける記録の取り方

講師:
神崎真美先生(立命館大学)
内容:
フィールドで起こったことを記録するという作業は、単純なことのように思える。しかし、いざフィールドへ出てみると、何をどのように記録するのか、戸惑うことも多い。
本講習では、フィールドワークにおいて記録をとる際の①具体性、②内部‐外部視点、③理論の問題を扱う。ビデオを見ながら実際に記録をとってみることで、上記3点について体験的に理解・検討していく。

【Zoom】(3)質的研究法マップを利用した分析法の選択

講師:
春日秀朗先生(福島県立医科大学)
内容:
本講習会では、これから質的研究の実施を目指している未経験者や初学者向けに、いくつかの分析法をピックアップし、それらの理論的背景や分析手続き、結果として出力されるものの違いについて解説し、質的研究の分析方法を選択する際に手がかりとなるような情報を提供します。本講習ではあたって質的研究法マッピング(新曜社)を参考書として用いますが、持参・読了済みの必要はありません(可能であれば、その方が望ましい)。
11月3日(金) 16:30-18:30 実施

【対面】(4)「エピソード記述」を錬成するための3つの関門

講師:
鯨岡峻(京都大学名誉教授)
内容:
よいエピソード記述とは、どのような過程・前提をくぐっていくことで錬成されるものか?そこにはフィールドで観察対象とのあいだに「対人的な(inter-personalな)場」を築くという関門を始め、その場に起きる意識体験への関わり方、それを描き出すときに求められる視点のあり方など、いくつかの関門がある。アカデミックな場に顔を出す機会がほとんどない、まもなく80歳に届く「爺の話」として皆さんにお話したい。

【Zoom】(5)フィールドワークへの探究:文化人類学の理論と実践から

講師:
澤野美智子先生(立命館大学)
内容:
文化人類学においてフィールドワークは様々な試行錯誤や自己批判を重ねてきました。本講習会では、まず文化人類学の歴史と共にフィールドワークをめぐる理論と実践の経緯を紹介します。次に、講師自身が取り組んできたフィールドワークについてご紹介します。その後、参加者の皆さんが質的調査に取り組まれた際のご経験をグループワークでシェアしていただき、フィールドワークとはどうあるべきかを皆さんと考えたいと思います。

【対面】(6)臨床看護におけるナラティヴ・プラクティス

講師:
紙野雪香(大阪公立大学大学院看護学研究科)・福田敦子(神戸大学大学院保健学研究科)・髙橋清子(千里金蘭大学看護学部)
内容:
臨床現場にかつてあった看護師同士が実践について語り合う機会が失われています。看護師が個々の実践の意味が埋もれてしまう危機的な状況であると捉え、語り合える時空間の創造に取り組んできました。そうして研修システム「ナラティヴ・プラクティス」を開発し、固有の経験とその意味の可視化を可能にしてきました。その特徴の1つは活写です。人と関わることを生きいきと描き出すことを重視します。今回は開発までの取り組みや「ナラティヴ・プラクティス」の実際を紹介し、活写の方法や自己の経験を深めていくプロセスを共有したいと考えています。(本取り組みは科研費24593283、19K10822の助成を受けています。)

【対面】(7)心理療法プロセス研究の方法

講師:
岩壁茂先生(立命館大学)
内容:
心理療法のエビデンスとして効果研究に関心が集まってきた。効果研究は、無作為化臨床試験の厳密さを理想とすることが多いが、プロセス研究は、心理療法において何が効果がもつのか、という問いを明らかにするために多様な方法が発展してきた。本ワークショップでは、心理療法プロセス研究の系譜を概観し、代表的な研究パラダイムを紹介し、それらの強みについて質的研究法との関係から比較検討する。

【Zoom】(8)はじめての複線径路・等至性アプローチ(TEA)

講師:
福田茉莉先生(岡山大学)
内容:
複線径路・等至性アプローチ(Trajectory Equifinality Approach;TEA)の基本的概念や用語を概観する初学者向けの講習会です。講習会後半では,事例を使ってTEM図を描くワークをおこないます(事例はこちらで準備します)。事前に少しでもTEAを扱う文献や書籍に触れておくと,理解が深まるかもしれません。昨年,「TEAと質的探究学会」が設立され,心理学はじめ,医療,保育,教育など様々な分野で発展を遂げています。ぜひこの機会にTEAに触れてみてください。

参加申込の流れ

1.Peatixで参加申込を行ってください。

下記のPeatixサイトで参加申込フォームに必要事項を入力し、参加申込を行ってください。会員の方は会員番号の入力が必要になります。あらかじめ、会員番号をご確認の上、Peatixでの作業をお願い致します。会員番号は、学会から届く郵送物のラベルに「00」から始まる6桁で記載されております。また、会員番号が不明な方は、日本質的心理学会事務局(jaqp-post[at]bunken.co.jp ※[at]を@に置き換えてください)までお問い合わせください。

なお、誤った会員区分(たとえば非会員なのに学生会員として申し込むなど)でお申込みをされた場合、大会側で参加申込をキャンセルさせていただく場合があります(キャンセルに要する手数料は参加申込者側の負担とします)。

携帯電話のメールアドレスをご登録いただくと、メールでの連絡が届かないことがございますので、可能な限りパソコンのメールアドレスのご登録をお勧めします。携帯電話のメールアドレスをご登録いただく場合は、かならずパソコンからのメールを受信できる設定にしてください。

フリーメール(Yahoo、MSN、Gmail等)のメールアドレスをご登録いただく場合、またはその他環境によっては、メールでの連絡が迷惑メールとして振り分けられる場合がございます。メールが届かない場合は、一度迷惑メールフォルダをご確認ください。

参加申込をしたにもかかわらず、Peatixのアカウント登録時のメールアドレスに自動返信メールが届かない場合はお問い合わせください。
※Peatixのアカウント登録時のメールアドレスとチケット申込時のメールアドレスが異なる場合はご注意ください。

Peatix 大会+懇親会 参加申込フォーム

Peatix 講習会 参加申込フォーム

2.Peatixで参加費の支払いをお願いします。

Peatixでは、クレジットカードやコンビニ払いなどさまざまな支払い方法が選択できます。正しい会員区分での申込と参加費の振込をもって、参加申込は完了となります。

注意事項(必ずお読みください)

参加・発表申込における重要事項

事前に下記をお読みください。参加・発表申込をされた場合には、下記に同意したこととなりますので、かならずご確認の上、お申し込みください。

  • 大会当日は、大会参加費を現金で支払えば、参加できます。ただし新型コロナウイルス感染防止の観点から、密を避けるため、できる限り事前の参加申込へご協力をお願いいたします。なお事前参加申込の際に入金が期日までに間に合わなかった場合は、Peatix上でキャンセルになります。その場合、当日大会参加費を現金で支払えば、大会に参加できます。
  • 大会参加・発表においてトラブル等が生じた場合は、日本質的心理学会および大会実行委員会はその責任を負いません。特に、プレゼンテーションにおける著作権、肖像権、個人情報等の取扱いについては十分にご注意ください。
  • 大会参加・発表に際し、日本質的心理学会、および大会実行委員会は、コンピュータの操作等のトラブルについての対応は致しかねます。
  • 本大会が収集する個人情報は、大会運営のみに使用し、適切に管理され、大会終了時には適切に破棄されます。

その他

  • 託児をご希望の方は、参加申込完了後に、大会準備委員会事務局(rits.suteki[at]gmail.com ※[at]を@に置き換えてください)まで直接メールで申し込みを行なってください。
    その際、申込者の情報(お名前、ご所属、電話番号)に加えて、利用を希望する日にち、お子様の数、年齢についてお知らせください。

    頂いた個人情報は適切に管理し、託児にかかわる業者委託および保険のみに使用させていただきます。
    託児の申込期限は事前参加申込期限と同じ9月20日(水)までとなります。
    内容を事務局で確認後、お返事をさせていただきます。
    なお受入可能人数に限りがあるため、先着順とさせていただきます。受付期間途中で定員に達した場合は大会サイトでその旨お知らせしますが、申し込みが重なった場合など、申込をいただいた後でもお断りをさせていただく場合がございます。あらかじめご了承ください。
  • 特別な配慮を希望される場合、大会参加申込時にお知らせください。
  • 情報保障をご希望の方は、大会参加申込完了後に、大会準備委員会事務局(rits.suteki[at]gmail.com ※[at]を@に置き換えてください)まで直接メールでご相談ください。
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